紀元前より世界各地で染料として使われ、日本では奈良時代から続く歴史のある藍染。
京都でも、東寺周辺で京の水藍として良質の藍が栽培されていました。
その色は「京浅葱(きょうあさぎ)」とたとえられ親しまれていましたが、輸入品や科学藍に押されて生産は減少していき、現在は京藍は絶滅したと考えられていました。
しかし近年、その種が徳島の藍師の手によって受け継がれ栽培されていることが分かり、2015年、その種を譲り受けた「ほづあい研究所」の皆様によって、京都亀岡保津の地で100%京都産の藍染が復活を遂げました。
水の流れのように繊細で美しい色に染め上がる京都保津藍。
和工房 包結は「ほづあい研究所」の藍染職人さんのご協力を得て、オリジナルの水引を京都保津藍で染めていただいております。従来の水引には無い透明感のあるペールブルーの美しさに、化学染料にはない深い歴史を感じます。
日本女性をもっともきれいに見せるとも言われる藍染の青。装いに取り入れると凛とした美しさが引き立ちます。日本のトラディショナルを身につける喜びを、ぜひ味わってみてください。